State Trait Anxiety Inventory (状態‐特性不安尺度)の略。
場面や状況などによって変化する状態不安と特性不安を分けた心理検査。
「特性不安としての不安からくる症状」と「ストレス状態での気持ちの変化」を把握する事ができる。
State Trait Anxiety Inventory (状態‐特性不安尺度)の略。
場面や状況などによって変化する状態不安と特性不安を分けた心理検査。
「特性不安としての不安からくる症状」と「ストレス状態での気持ちの変化」を把握する事ができる。
Speech Language Hearing Therapist (言語聴覚士)の略。
言語聴覚法に定められた名称独占の専門職。
精神科領域では頭部外傷後遺症や高次脳機能障害、疾病を問わず嚥下機能の低下した高齢者などに
関わる事が多い。
Social Skills Training (社会生活技能訓練)の略。
認知行動療法や社会学習理論を基盤とした技法。
精神障害者のコミュニケーションや行動を改善・修正する事を目的とした支援方法。
例えば、精神障害者である個人が社会生活のなかで必要とする服薬の自己管理、住居を見つけて保持する事、
レクレーションや余暇に必要な技能の習得、金銭の管理、人間関係を作り出して意地していくことなど。
Selective Serotonin Reuptake Inhibitor (選択的セロトニン再取り込み阻害薬)の略。
一般名ではマレイン酸フルボキサミン、塩酸パロキセチン水和物、塩酸セルトラリンなどがある。
Serotonin Noradrenaline Reuptake Inhibitor (セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬)の略。
一般名では塩酸ミルナシプラン、ヴェンラファキシン、デュロキセチン、ネファゾドンなどがある。
Social Functioning Scale (生活技能評価尺度)の略。
社会参加、対人交流、余暇活動、就労、自立などの社会的遂行能力を評価するもの。
Rehabilitation Evaluation of Hall and Baker の略。
精神科リハビリテーション評価尺度の事。
・逸脱行動(失禁、暴力、自傷、独語、空笑等の7項目)
・全般的行動(病棟内での交流、病棟外での交流、活動性、言葉の量、身支度、金銭管理等の16項目)
を評価するもの。
Randomized Controlled Trial の略。
研究の対象者を2つ以上のグループにランダムに分け、治療法などの効果を検証すること。
ランダム化により検証したい方法以外の要因がバランスよく分かれるため、公平に比較することができる。
ランダム化比較試験では、患者も医師も振り分けられるグループを選ぶことはできない。
無作為化比較試験ともいう。
自信の生活の質に対する認識を明らかにする主観的QOL尺度と、対象者のおかれている環境や
生活状態を対象者の立場に立って評価する客観的QOL尺度がある。
Quality of life の略。
生命、生存、生活、人生に注目し、その質の向上を第一義とする概念の事。
当事者の価値基準や判断によって生活の価値を評価するもので、自己決定権を保証し、主体性と自立性を
重んじる事によって生活の質を高めようとするもの。
Posttraumatic Stress Disorder (心的外傷後ストレス障害)の略。
強い身体的、精神的ストレスの後、数週間から数か月経って現れる障害。
情動の鈍化や無感覚、過覚醒を伴う不眠、抑うつ、フラッシュバックなどの症状が特徴。
Physical Therapist (理学療法士)の略。
身体に障害のある人や障害の発生が予測される人に対して、基本動作能力の回復や維持、および障害の
悪化の予防を目的に、運動療法や物理療法などを用いて、自立した日常生活が送れるよう支援する
医学的リハビリテーションの専門職。
Primary Health Care の略。
・住民ニーズに基づくこと
・地域資源の有効活用
・住民参加
・農業、教育、通信、建設、水利等の多分野間での協調と統合
・適正技術の活用
が実施上の原則であるが、精神保健も重点項目の一つに追加された。
Psychological First Aid の略。
災害やテロの直後に子供や大人、家族に対して行う心理的支援の技法。
トラウマ的な出来事によって引き起こされる初期の苦痛を軽減するため、短期・長期敵な適応機能と
対処行動を促進する事を目的としている。
Positive and Negative Syndrome Scale の略。
統合失調症の陽性陰性症状評価尺度。
統合失調症の症状に監視、陽性症状7項目、陰性症状7項目、総合精神病理16項目を7段階で評価するもの。
Program for Assertive Community Treatment (積極型地域援助プログラム)の略。
Occupational Therapist (作業療法士)の略。
主として応用的動作能力または社会的適応能力の回復を図るため、手芸や工作、その他の作業を用い、
作業療法を行う名称独占の資格の事。
National Service Framework for mental health の略。
1999年に発表された精神保健に関する10年計画。
7つの基準が示された。
N-Metyl-D-Asparatic 受容体阻害薬の略。
Noradrenergic and Specific Serotonergic Antidepressant
(ノルアドレナリン作動性・特異的セロトニン作動性抗うつ薬)の略。
Minnesota Multiphasic Personality Inventory (ミネソタ多面人格検査)の略。
Mental Health Gap Action Programme (メンタルヘルスギャップアクションプログラム)の略。
WHOが2008年に開発した神経、精神、物質使用障害へのケア拡充を目的に、精神保健専門会のいない
保健医療現場での薬物による介入や心理社会的介入の提供を可能にするプログラム。
Multi Disciplinary Team (専門的多職種チーム)の略。
入院処遇者1名に対し精神科医師・看護師・心理療法士・作業療法士・精神保健福祉士の5職種で
構成されるチームの事。
Mild Cognitive Impairment (軽度認知障害)の略。
Life Skills Profile の略。
1989年にローゼン(Rosen,A.)らによって開発された39項目によって生活技能評価尺度。
Learning Disabiritirs (学習障害)の略。
全般的な知的発達の遅れはないが、学習についての中枢神経機能が損なわれた障害。
特異的読字障害、特異的書字障害、特異的算数能力障害などがある。
特別支援教育ではこういった一人一人の教育的ニーズを把握し問題を克服する為の支援を教育を通じて行う。
Life Assessment Scale for the Mentally Ill の略。
障害者労働医療研究会精神障害部会が1993年に開発した社会生活評価尺度で、精神障害者社会生活評価尺度
と呼ばれている。
合計40項目について5段階で評価するもの。
Japanese Associaton of Mental Health Social Workers (日本精神保健福祉士協会)の略。
精神保健福祉士の全国的な職能団体としての組織。
1964年に設立された「日本精神医学ソーシャル・ワーカー協会」が、1997年精神保健福祉法の制定に伴い、
1999年に「日本精神保健福祉協会」と名称変更した。
Interprofessional Work (専門職連携)の略。
保健医療分野でのチームアプローチの事。
Individual Placement and Support (個別就労支援プログラム)の略。
近代主流のリカバリー実践モデルの一つ。アウトリーチサービスの代表的なものの一つ。
障害当事者の興味や能力に応じて、就業してからの訓練を基本に、職場の開拓から休職活動、
就業生活を支援するアプローチする地域の精神保健システムと連携した就労支援プログラム。
Interprofessional Education (専門職連携教育)の略。
Illness Management and Recovery (疾病管理とリカバリー)の略。
近年主流のリカバリー実践モデルの一つ。
精神障害当事者が自らリカバリー目標を設定し、リカバリーしていくために有用な情報や技術の獲得、
症状の自己管理を目的としたプログラム。
Independent Living 運動 (自立生活運動)の略
Roberts,E.らによるアメリカの大学における障害学生の受け入れ運動を端に発した障害者の自立運動の事。
重度障害者が自らの責任と判断で必要な介助等を受け主体的に生きるようにサービス供給システムを作り、
また制度的な改革を求めていく運動の事。
1972年にアメリカのカルフォルニア大学バークレー校で始まった。
International Federation of Social Workers (国際ソーシャルワーカー連盟)の略。
Intensive Case Management (集中ケ型ケアマネジメント)の略。
多職種協働を前提とはせず、ケアマネージャーのアウトリーチ活動を含む個別援助を基本とする。
既存サービスの導入を通じて濃厚な支援を展開する。
International Classification of Impairments, Disabilities and Handicaps (国際障害分類)の略。
WHOが1980年に発表した国際的な障害の概念。
「機能障害」「能力障害」「社会的不利」の3つの階層的にとらえようとしたもの。
マイナス面を分類するという考え方。
International Classification of Functioning, Disability and Health (国際生活機能分類)の略。
2001年5月にWHOの総会において採択された。
障害を人と環境との相互作用の下で理解し、障害を客観的にとらえて多職種の共通言語とした。、
人の生活機能と障害について「心身機能・身体機能」「活動」「参加」の3つの次元と
それらの背景因子となる「環境因子」「個人因子」から構成される、
International Statistical Classification of Diseases and Related Health Problems-10 の略。
国際疾病分類・第10版の事。
国際的に統一した診断のため、世界保健機構(WHO)が作成したガイドライン。
DSM-5と同じく、精神神経疾患の疫学の定義・分類に関する国際的合意として最もよく使われている。
Hamilton Rating Scale for Depression (ハミルトンうつ病評価尺度)の略。
面接での陳述と観察に基づいて、うつ病の症状のプロフィールと総合的重症度を示す尺度。
Global Assessment of Functioning score (機能の全体的評定尺度)の略。
心理的、社会的、職業的機能を評価するために用いられる尺度。
ただし、身体的および環境的制約による障害は含まれない。
Gamblers Anonymous の略。
ギャンブル依存症者のためのセルフヘルプグループ。
日本では1989年に最初のグループが結成されている。
Expressed Emotion (感情表出)の略。
家族が患者に対して表出する感情の事。
患者について家族が語る面接記録から測定する。
Anderson.C.M.は家族へ心理教育を行う事により再発率やEEの低下につながる効果があったと報告している。
Electro Convulsive Therapy の略。
電気けいれん療法の事。
頭部に通電して人為的にけいれん発作を誘発する治療法。
早期の症状改善が必要な場合や薬物療法の効果が不十分または副作用で薬物療法が困難な場合に行われる。
副作用でせん妄や逆行性健忘、見当識障害が生じる事がある。
Employee Assistance Program の略。
職場内や個人での問題を抱える従業員をえんじょするプログラムの事。
Domestic Violence の略。
夫婦や親しい間柄で発生する暴力を指す。
2001年(H13)4月に配偶者からの暴力の帽子及び被害者の保護等に関する法律(DV防止法)が制定。
この配偶者からの暴力とは身体に対する暴力又はそれに準ずる心身に有害な影響を及ぼす言動を指す。
また婚姻関係にない事実上婚姻関係と同様の事情にあるものも含む。
2014年(H26)からは生活拠点を共にする交際相手からの暴力とその被害者についても法の適用対象となる。
DVを犯罪としたうえで被害者を保護する一時保護委託制度が設けられた。
日本ではアメリカのモデルを参考に全て民間団体が担っている。
公的機関は行っていない。
グループワーク型式の学習では精神保健福祉士や公認心理師、臨床心理士、精神科医等の専門職が
ファシリテーターを担っている。
Duration of Untreated Psychosis (精神病未治療期間)の略。
発病から治療開始までの期間、未治療の期間のこと。
アメリカ精神医学会が2013年に作成、公表した「精神疾患の診断・統計マニュアル・第5版)の事。
DSM-ⅢやⅣで採用していた多軸診断を廃止した事、重症度を判定するための多元的診断を導入した事が特徴。
疫学の定義、分類に関する国際的な合意としてICD-10と同じくよく使われている。
Disaster Psychiatric Assistance Team (災害派遣精神医療チーム)の略。
集団災害が発生した際に被災地の精神保健医療機能が低下し、連鎖した精神的問題が発生するような
災害の対応の為、専門性の高い精神医療の提供と精神保健活動の支援を行う為に都道府県及び
政令指定都市に専門的な研修と訓練を受けたチーム組織の事。
Disability Assessment Schedulu の略。
1988年にWHOが開発した社会生活評価尺度。
1991年に国立精神・神経センターによって精神医学的能力障害評価面接基準として訳出された。
10項目についてそれぞれ「能力障害なし」から「最高度の能力障害」までの6段階で評価する。
Disability-Adjusted Life Year (障害調整命年)の略。
WHOが「病気が命を奪い生活を障害する程度を示す総合指標(DALY)を明らかにした。
結果、先進国では精神疾患がDALYのトップである事を示した。
欧米ではこの指標に基づいて健康対策が進められている。
Care Programme Approach の略。
1991年にイギリスで精神障碍者を対象に包括的かつ継続的なケアの提供と複数の機関との連携と協働を
目的として看護師などがキーワーカとなって精神保健福祉分野独自のケアマネジメントシステムの事。
Clinical Psychologist (臨床心理技術者)の略。
心理学に関する専門知識と技術を持ち、対象者と関わる専門職の事。
資格では
・国家資格の「公認心理師」
・日本臨床心理士資格認定協会の「臨床心理士」
・日本心理学会の「認定心理士」
などがある。
Clinical Nurse Specialist (専門看護師)の略。
精神科における専門的な看護は
・日本看護協会の定める精神看護専門看護師(Psychiatric Mental Health Nursing)
・日本精神科看護教会が独自に設けている精神科認定看護師
がある。
また精神科認定看護師には「うつ病看護」や「精神科訪問看護」、「薬物・アルコール依存症看護」など
より専門的に細分化されている。
Community-Based Rehabilitation の略。
1994年にWHO、ILO、UNESCOによる合同政策方針として示された総合的地域開発の戦略。
障害のある人も健康で平等な社会参加ができるような地域基盤を住民ぐるみで作ろうとする地域活動の事。
Brief Psychiatric Rating Scale (簡易精神医学的評価尺度)の略。
評価面接時における陳述や行動をもとに評価する。
感情的引きこもり、思考解体、衒奇的行動、誇大性、敵意、猜疑心、幻覚、非協調性、思考内容の異常など
主に統合失調症や気分障害を対象とする症状を扱う評価尺度の一つ。
Attention Deficit Hyperactivity Disorder 注意欠如・多動症の略。
幼少期に生じる注意障害、多動性、衝動性を特徴とする行動障害。
多くの場合、加齢と共に改善する。
Assertive Community Treatment(包括型地域生活支援)の略。アウトリーチサービスの一つ。
18歳から65歳までの重度の精神障害を持っている方を対象にしている。
地域生活支援や社会復帰促進、再発予防などのケアを行う。
精神科医、看護師、精神保健福祉士、ケアマネージャーなど、さまざまな専門職の方々で構成されている。
Adult Children of alcoholicの略。
育っていく過程の中で、アルコール問題に巻き込まれた子供達を指す。
アルコホーリスク・アノニマスの略。アルコール依存症を抱える人達が同じ依存症を抱える人々と経験を分かち合い自分で問題に対処できるように相互に支援しあうために組織、運営されるグループ。