《ニュース》梅雨時の熱中症にも注意 子どもと高齢者の対策聞く

梅雨時の熱中症にも注意 子どもと高齢者の対策聞く
6/4(月) 10:51配信 山陽新聞

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180604-00010003-sanyo-hlth&p=1

じめじめうっとうしい梅雨シーズンは熱中症の危険度も高まる。梅雨の晴れ間の強い日差しを浴びるだけでなく、室内にいても、湿気の影響で体の熱が逃げにくくなり、自分でも気づかないうちに熱中症に陥ることがある。特に体温調節の機能が衰えている高齢者や、機能が未成熟の子どもたちは要注意だ。熱中症患者の診療経験が豊富な岡山県内の医療機関の医師に、熱中症を見極める兆候や応急処置、予防のための対策を尋ねた。

 岡山県北部一帯の救急患者を受け入れる津山中央病院(津山市川崎)でも、梅雨の6月は暑さがピークの7月、8月に次いで熱中症患者が多い。麻酔科部長・手術センター長の萩岡信吾医師は「高齢者は体温調節機能だけでなく暑さを感じる能力も低下している。独居の方も多く、訪問した民生委員などが初めて本人の熱中症に気づくケースもある」と警告する。

 通常、成人は体内の水分量が体重の60%程度に保たれているが、高齢になると次第に水分が失われ、50%を切るようになる。もともと脱水症を起こしやすくなっているのだ。

梅雨時の熱中症にも注意 子どもと高齢者の対策聞く
熱中症の症状
 熱中症の症状の中でも、汗が出なくなる段階まで進むと危ない。体温を下げる汗が出ないということは、体が自力で体温を調節できなくなっている状態であり、積極的に治療して体温を下げてやる必要がある。救急車を呼ぶ方がいいという。

 一時的なめまいやこむら返り、吐き気くらいの症状であれば、応急処置で様子をみることもできる。涼しい場所に移動して衣服を緩め、太い血管が体表近くを通る首筋、脇の下、太ももの付け根などを氷や冷却剤で冷やしてやる。水でぬらして風を当てるだけでも気化熱によって体温を下げられる。それでも症状が改善せず、持続するようなら、やはり受診が必要になる。

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熱中症予防5カ条
 意識障害のみられる重症患者はICU(集中治療室)で治療する。特に、全身の血管に微小な血栓が生じるDIC(播種性(はしゅせい)血管内凝固症候群)を起こしてしまうと生死に関わる。人工呼吸をしたり、大量の点滴や緊急の血液透析を施したりして、DICによる多臓器不全を防ぐ治療が中心になる。

 熱中症の予防では、こまめな水分摂取が基本。水分とともに適度な塩分も含まれるスポーツドリンクや経口補水液が勧められる。ただし、心臓病や腎臓病などで水分制限を受けている人は、主治医と相談し、慎重に摂取することが求められる。天候によっては外出を控え、室内でもエアコンで温度・湿度を調節するなど、いっそう注意しなければならない。

 十分に睡眠を取り、食事の栄養バランスにも気を配って、体調を整えておくことも予防になる。熱中症の危険度には、気温だけでなく湿度がより大きく関与している。湿度を反映した「暑さ指数」は環境省の「熱中症予防情報サイト」などで発表されており、リアルタイムで危険度をチェックできる。

 熱中症予防5カ条をまとめた萩岡医師は「重症化しないよう、積極的な予防が何より大切」と呼びかけている。

じめじめうっとうしい梅雨シーズンは熱中症の危険度も高まる。梅雨の晴れ間の強い日差しを浴びるだけでなく、室内にいても、湿気の影響で体の熱が逃げにくくなり、自分でも気づかないうちに熱中症に陥ることがある。特に体温調節の機能が衰えている高齢者や、機能が未成熟の子どもたちは要注意だ。熱中症患者の診療経験が豊富な岡山県内の医療機関の医師に、熱中症を見極める兆候や応急処置、予防のための対策を尋ねた。

 岡山県北部一帯の救急患者を受け入れる津山中央病院(津山市川崎)でも、梅雨の6月は暑さがピークの7月、8月に次いで熱中症患者が多い。麻酔科部長・手術センター長の萩岡信吾医師は「高齢者は体温調節機能だけでなく暑さを感じる能力も低下している。独居の方も多く、訪問した民生委員などが初めて本人の熱中症に気づくケースもある」と警告する。

 通常、成人は体内の水分量が体重の60%程度に保たれているが、高齢になると次第に水分が失われ、50%を切るようになる。もともと脱水症を起こしやすくなっているのだ。

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熱中症の症状
 熱中症の症状の中でも、汗が出なくなる段階まで進むと危ない。体温を下げる汗が出ないということは、体が自力で体温を調節できなくなっている状態であり、積極的に治療して体温を下げてやる必要がある。救急車を呼ぶ方がいいという。

 一時的なめまいやこむら返り、吐き気くらいの症状であれば、応急処置で様子をみることもできる。涼しい場所に移動して衣服を緩め、太い血管が体表近くを通る首筋、脇の下、太ももの付け根などを氷や冷却剤で冷やしてやる。水でぬらして風を当てるだけでも気化熱によって体温を下げられる。それでも症状が改善せず、持続するようなら、やはり受診が必要になる。

梅雨時の熱中症にも注意 子どもと高齢者の対策聞く
熱中症予防5カ条
 意識障害のみられる重症患者はICU(集中治療室)で治療する。特に、全身の血管に微小な血栓が生じるDIC(播種性(はしゅせい)血管内凝固症候群)を起こしてしまうと生死に関わる。人工呼吸をしたり、大量の点滴や緊急の血液透析を施したりして、DICによる多臓器不全を防ぐ治療が中心になる。

 熱中症の予防では、こまめな水分摂取が基本。水分とともに適度な塩分も含まれるスポーツドリンクや経口補水液が勧められる。ただし、心臓病や腎臓病などで水分制限を受けている人は、主治医と相談し、慎重に摂取することが求められる。天候によっては外出を控え、室内でもエアコンで温度・湿度を調節するなど、いっそう注意しなければならない。

 十分に睡眠を取り、食事の栄養バランスにも気を配って、体調を整えておくことも予防になる。熱中症の危険度には、気温だけでなく湿度がより大きく関与している。湿度を反映した「暑さ指数」は環境省の「熱中症予防情報サイト」などで発表されており、リアルタイムで危険度をチェックできる。

 熱中症予防5カ条をまとめた萩岡医師は「重症化しないよう、積極的な予防が何より大切」と呼びかけている。


最終更新:6/4(月) 10:51 山陽新聞デジタル

2018年06月04日