精神・知的障害者の住居確保を 京都・向日で講演会
5/17(木) 10:19配信 京都新聞
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180517-00000010-kyt-hlth
精神障害や知的障害のある人の住居確保を考える講演会が16日、京都府向日市上植野町の府乙訓総合庁舎であった。乙訓地域の不動産仲介業者を対象とした実態調査を手がかりに、支援者の寄り添い方や貸し手側の意識改革など、自由な家探しの実現に向けて議論を深めた。
乙訓圏域障がい者自立支援協議会が実施した調査から、障害だけが理由の入居拒否が存在する▽業者側が、障害の当事者や支援者へ窓口で遠慮がちにならず要望をしっかり伝えるよう提案した-などの点が報告された。
長岡京市内にあるグループホームのサテライト住居で1人暮らしを始めたうつ病の女性(47)は「家族と良好な距離感が保て、生活リズムも整った。つらい日々から抜け出せ、思い切ってよかった」と発表した。
京都市山科区で不動産業を営みながら、障害者支援施設の代表も務める民生児童委員高山基則さん(57)が講演した。「不動産店へ初めて相談に行く時から支援者の関わりを。入居希望者へのサポートが『見える化』されていることが重要。困り事の際の相談先を具体的に伝えて」と呼び掛けた。
講演会は同協議会が主催。約40人が参加した。
最終更新:5/17(木) 10:19 京都新聞